国産最高級腕時計として名高いクレドールの2023年限定モデル “GCBY997”

発売するや否や瞬く間に店頭から姿を消し、実機を見たという方はおろか、
ネット上での情報でさえも公式が発表したリリースなどしかなく、もはや幻とさえも囁かれるモデルです。
ハナジマでは今回そんな”GCBY997”がなんとか入手出来ましたのでご紹介させていただきます。

クレドール　アートピースコレクション　シグノ　GCBY997　世界限定60本　¥1,650,000（税込）

『流星螺鈿』をテーマに、無数の星々が放射状に流れる流星群を螺鈿細工で表現した1本。

クレドールは長年日本の伝統芸能の１つである漆塗りを文字盤に採用した漆文字盤の時計を作って来ましたが、
今までの”漆らしい”デザインから打って変わって現代性を取り入れた幾何学的なデザインは
クレドールが目指す新たなステージを垣間見ることが出来ます。

デザインの肝でもある、螺鈿細工。
超極細にカットされた貝の幅は約0.2mmで、それを寸分狂わずに貼り付けられています。
螺鈿にはアワビや夜光貝、白蝶貝、黒蝶貝などが使われることが多いのですが、本作はアワーマークには白蝶貝をカットしたものを。
その他の角度によって緑や赤に変わるインデックスには夜光貝がそれぞれ使用されています。

アップでみても美しい螺鈿細工。
2つの長い白蝶貝で作られるアワーマークは幅を狭めて。他のインデックスは夜光貝を等間隔に配されています。
ちなみに、夜光貝はその名から夜光ると思われがちですが、貝自体が発光することはありません。

漆黒の夜にうかぶ螺鈿はまさに”流星群”。
一つひとつ異なる輝きを持つ螺鈿があなたの腕元で光ります。

今年の8月13日頃にはペルセウス座流星群が丁度見頃になる予定です。
三日月という条件も相まって、天気さえ良ければ、1時間に100個の流れ星を見ることが出きるそうです。是非この時計を着けながら耽って観察して頂きたいです。

極薄手巻きキャリバーである”6890”を採用した本作のケース厚はわずか6.5mm。
その見た目はまさに”ドレスウォッチ”で、クォーツ時計よりも薄く作られています。

その根幹を司るキャリバー6890は、ムーブメントの厚みがたったの1.98mmでその薄さ故に、組み立てられる職人は現在ではたったの2人。
パーツも薄く、100分の1mm単位の精度が求められる作業など、時計師の手先の感覚のみで最終的な仕上げを行っている68系ムーブメント。
組み立てることさえ常人では出来ないこのムーブメントを、組立てて精度が出なければバラす。そして再度組み立てるという作業を繰り返して、時計を完成させており、時計師には畏敬の念を禁じ得ません。

そのため、一人の熟練時計師でさえも一日にわずか、1個から2個しか組み立てられないという少量生産ムーブメントになっており、現在では、その技を伝承すべく、まさに師匠と弟子の関係で作られています。

ケースバックより、このムーブメントが動く姿に想いを馳せてくださいませ。
巻き心地も繊細で気持ちいいので、是非店頭にて試着ください。

ケースには限定モデルを表す　Limited Edition の文字とそのシリアルナンバー【57/60】が。
最近では多くのメーカーでケースナンバーが彫られることも少なくなってきており、クレドールもモデルによってはなくなってきていますが、本モデルに関しては、シリアルナンバーが彫られています。

最後に今回動画を撮影しましたので御覧ください

「流星螺鈿」いかがだったでしょうか？
文字盤もケースバックも美しい限定モデル。
是非店頭で実物を御覧くださいませ。

品番：GCBY997
駆動方式：メカニカル手巻
ケース材質：ステンレススティール
バンド素材：クロコダイル（Dバックル付き）
ダイヤル：黒（漆塗、螺鈿細工）
ケース径：37.0mm
厚み：6.5mm
防水：日常生活用防水
重さ：46.0g

限定数量：60本

価格：1,650,000円（税込）

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