【新作紹介】ザ・シチズン　限定モデル　AQ4090-59E　

シチズンの最上位コレクションのひとつ”The CITIZEN”から夜光虫を思わせる限定モデルが発売されましたのでご紹介させていただきます。

AQ4090-59E
限定400本

価格：440,000円（税込）

The CITIZENのコンセプトは
「人生に寄り添い、ともに一緒に生きていく時計」
腕時計の本質を追求した時計として、シチズンの中でも上位ブランドの位置づけになっています。

ご紹介させていただくモデルに関しても、
通常のクォーツ時計が月差±15秒とされるなか、年差±5秒という高性能のムーブメントを採用。
正確な時間を刻む時計として、電波時計を思い浮かべる方も多いかと思いますが、その本質は全く異なります。

一般的な電波時計やGPS時計は、決まった時刻（主に夜中）に電波を受信し、現在示している時計を修正するというものです。
よく言われている10万年に1秒しかずれないというのは、その比較している原子時計の精度であって、一般的な電波時計の精度は通常のクォーツ時計と同じ月差±5秒です。実際に使用していても、電波時計には電波を受信しづらい環境や、ある程度の電池残量が必要であり、気をつけていないと何分も遅れていたということもあります。

僅か40mmの腕時計という限られたスペースの中で、時計部分が自立して正確な時間を刻み続ける。
1年間でたったの5秒もずれない時計を作ることの大変さは想像するに容易いでしょう。

年差±5秒と正確なクォーツムーブメントは、シチズンの得意とするエコドライブ（ソーラー）とも相性が抜群。
他のブランドの正確な年差クォーツは定期的な電池交換が必要ですが、太陽の光さえあれば動き続きます。

さらにシチズンはエコドライブで年差±1秒という驚異的なモデルも発売していますが、これは超高振動クォーツを採用することによって実現させています。
その分消費電力が大きく、文字盤に光の透過効率を高める必要があるため、その分、文字盤表現の自由度が低いことが欠点になり、シンプルな文字盤になっています。

そんな中、こちらのモデルは和紙を採用しています。

ザ・シチズンの限定モデルにのみ採用されてきた、土佐和紙を用いた文字盤はさらに進化。
厚さわずか0.02mm。”カゲロウの羽”とも称される透き通るほど薄い土佐典具帳紙（とさてんぐじょうし）」を採用。繊細なラメを重ねた漆黒の和紙文字盤は、まるで見るたびに表情を変える夜空に煌めく星々が映り込んだ幻想的な夜の海。
一生をともにする時計としてシンプルな文字盤が多いザ・シチズンですが限定モデルならではの特徴ある文字盤になっています。

そして、見返しリング（文字盤のフチ）と秒針は金色を採用。夜の海を照らす灯台や対岸の街明かりを表現。
ブルーに金色を用いると普通であれば派手に見えてしまいがちな組み合わせですが、さすがはザ・シチズン。
上品にまとめています。

昼間は薄暗さ残る夕方から、真夜中に移り替わりその文字盤はさらに表情を変えていきます。

夏の海に発光する夜光虫を思わせるインデックス。
一般的な夜光とはことなり、青色に光り個性が引き立っています。
固いイメージがあるザ・シチズンですが、こちらのモデルは遊び心があり、シンプルながら道を外さない範囲で“限定モデルらしさ”をだすあたり好感がもてます。